\室積動画プロジェクトが完成/
あそぶように暮らす町 室積
山口県光市室積という小さな港町に可能性を感じて
室積で活躍している人たちと
室積を好きな仲間たちと
室積をイメージした動画を作りました。
室積を全く知らない遠くの人たちにも
私達が感じている“なんかいい室積”が伝わって
“なんかいいね、室積”と、
ともに感じてくれる仲間が増えるといいなぁと
思っています。
2025年5月
むろづみ空想計画舎 山本 統
こどものあとりえ
銅版画家 遊先生、創作者 あゆみ先生
生徒協力出演:そうまくん、れいちゃん
動画冒頭でタイトル背景で利用している、自由でのびのびとしたイラストの数々は、
室積にある子どもの絵画教室『こどものあとりえ』 の生徒作品である。
コロナ禍を機に、「子どもたちがもっと心安らぐ場所で絵を描いてほしい」という想いが芽生え、
自然を身近に感じられる室積へと、2021年にアトリエを移転した。
子どもたち一人ひとりが持つ輝きを大切にし、
ありのままの自分を好きでいられる場所として、子どもたちと作品を見守っている。
室積での暮らしの魅力は"人と会う・美味しいを食べる・美しい景色を見れる"ということを、
散歩ができる距離で楽しめるところ。
三角屋 愛さん
8年前、出産をきっかけに周南市から室積へと引っ越してきた愛さん一家。
お店を開ける理想の場所を探していた中で、海と山がすぐそばにあり、
あたたかな近所の人たちに心惹かれ室積に。
夏はお店の営業が終わると、子どもを迎えに行き、そのまま海へダイブ。
たっぷり遊んだあとは、家に帰ってお風呂へ直行。自然のリズムに寄り添った、
のびのびとした暮らしを楽しんでいる。
そんな愛さんが営む『三角屋』の料理は、すべて愛さん手作り。添加物・農薬を使わない、山口県内の
旬の野菜をふんだんに使った惣菜が並ぶ。
地域の人々に、笑顔と、やさしくて美味しい「日常のごちそう」を日々届けている。
陶芸家 チェ・ジェホさん
月の表情や人肌のような温かみを感じさせる白磁を生み出す陶芸家として、
日本国内でも高い評価を受けている韓国・釜山出身のチェ・ジェホさん。
かつて北前船の寄港地として栄え、風光明媚な景色と歴史情緒が今も息づくこの町の空気感に魅了され、
2020年に室積へ移住を決意された。
室積の住まい兼ギャラリーでもある古民家は、チェさんが手がける美しい陶芸作品の数々と見事に調和し、
散歩すると、海と空を身近に感じられる心地よいことが室積の好きなところだと語る。
人々の温かさに包まれ、穏やかな日々を楽しみながら、これからも朝鮮白磁の魅力を表現し続ける。

comment映像クリエイター 松浦 竜介
室積にいると、肩の力を抜いて、のびのびとあそぶように暮らしている人たちとたくさん出会います。一方、昔からここで暮らしている方からは「室積?なんもないねー。」と言われることもしばしば。笑
クリエイターとしてこの土地の魅力を広めていきたいなぁと考えている時期に声をかけていただいたのが、今回の映像制作のお話です。
制作にあたって、室積の魅力やこれからつくっていきたいカルチャーなどについて制作メンバーでじっくり語り合い、企画や演出に落とし込んでいきました。そして、今回の映像は「あそぶように暮らす町」というコンセプトで制作しました。
室積には、よそから来た人でもオープンに迎え入れ、互いを尊重し、協調しながら新しいものを創りあげていける風土があります。
また、「何もない」というより、暮らしをつくる「余白がある」ところに目を向け、その自由度の高さを楽しんでいる人も多いように思います。
そういった人たちが集まり、地元の人も移住者も、子どもも大人も、「あそぶように暮らす町」。自分自身も移住者の一人として、こういったところに室積らしさと魅力を感じています。
そこで、今回は実際に室積に移住した皆さんが、それぞれの個性を活かして地域の中で暮らしている姿に焦点を当てて撮影していきました。
また、その共創の様子を制作過程自体にも組み込みたいと考え、冒頭シーンではこどものあとりえさんとコラボレーションすることに。
冒頭6秒の約40カットは、こちらで演出の方向性だけを決め、あとは即興でこどものあとりえさんとむろ計舎のみんなで協力しながらつくりあげました。
この映像が室積を新しい視点で照らし、これからも多様な人たちがゆる~くつながって、室積がPeacefulでCreativeな地域としてますます輝いていくことを願っています。
松浦 竜介
2018年の夏に室積へ移住し、山奥の古民家ライフを満喫中。映像クリエイターとして企業向けのウェブ動画やSNS動画コンテンツ、TVCMなどを制作。室積海岸でコーヒー片手にのんびり過ごすことが日課です。
松浦 裕美
2022年の春に、自然を感じる暮らしを求めて、室積へ移住。映像制作のコンセプト企画、撮影のコーディネートを担当。室積海岸を照らす夕陽を山の上から眺めることが、好きな暮らしのハイライトです。